大切にしたいって思うほど
なんでぶきようになっちゃうんだろ



メディア芸術祭へ
今年はわかりやすいのが少なくて
あらためて芸術ってわからないものなんだなって
一線ひいてみてしまった感じが否めないけれど
そんな中でも、心を動かされたいくつか。


千葉工業大学のON THE FLY PAPER
変哲もない白い紙のカードにいびつなカタチしたマルが書いてある。
あと、小さな穴がぽちぽちぽちといくつもあいている。
そのカードを、ディスプレイの上にそっとおくと
これ迄ただの白い紙だった部分に
隕石が、その色とカタチをもってディスプレイの上に現れる。
摩訶不思議!


古屋和臣さんの作品が個人的にすごくぐぐぐっときました。
私の好きな風景と似た情景と、その中に過ごす人々。
切り取られた時間のはずなのに、今にも動き出しそうな感じと、
いつかどこかで誰かと過ごしたような時間と記憶を
引っ張ってきてくれそうな感じが、きっと。
http://www.kazuomifuruya.com/portfolio/my-sputnik/


わかりやすい映像のコーナーは、多くの人でにぎわってた。
その中で、はっとしたのは水尻自子さんの「布団」

映像をから女性の肌の柔らかさとか、お布団のふかふかな心地とかを
思い起こさせる感じと、音楽も、気持ちよく、
沢山ある映像ブースの中でも、ひときわ足を長く止めてみてしまった作品。


会場ではお目にかからなかったけれど、
気になった作品は、石橋英子さんとsaryu×saryuさんのミュージックビデオ。


石橋さんもsaryuさんも遅咲きながらライブを見たり
音源を改めてきいてみたりしていたところだったので、実にタイムリー。
saryuさんは来月のデザインあ展でのライブ、観に行けたらいいな。
いずれも審査員推薦選抜、おめでとうございました。