Japonism @ Tokyo Dome 2015.12.24

序盤はアルバムの曲順にわりと忠実に
進行したこともあってか、
アルバムの世界観にすぐ到達した!
さすが、ライブのためのアルバムリリースとだけ
声高に言ってることがあるなぁと、
そうそうに唸らされました。


メインモニターがとても横広で、
大きくて見やすかったなぁという印象。
広いドームに対応してのことかな。
みんなの近くに行きたいっていう、
彼らの強い意志を感じました。


バクステがあんなにせり上がっているのを
初めて見た気がします。
これも前述のように、
あなたの近くに行くよっていう、
彼らの公約に沿って。


しかもあの櫓の構造美と言ったら笑!
骨組みが綺麗に格子柄を作っている様子は、
下から見上げるのにものすごい迫力だったし、
そんなところにすら美しさを与える、
彼らのステージングの意識の高さと言ったら。


その昔、ドームの外周の床に貼ってあるシートが
歪んでいるのが気になると、
細かい指示を飛ばしていたという、
じゆんくんのことを思い出した笑。
美意識の塊も、年を経て、少し丸くなった、
許せることが増えてきたと言ってたのは、
15周年のハワイでのことでしたでしょうか。


話題はJaponismにもどって。
わたし、ドラマの世界観とかともシンクしてか、
Sakuraという楽曲がとても好きです。
(ドラマ、結構ハマって見てた。)


思えば日本の四季を語るさい、
ことはじめに、まず桜をかたるのが、
日本人としてはあまりに当たり前で。
始まりの象徴として、
アルバムとツアーのセットリストの
冒頭を飾るのにこれ以上に
おあつらえ向きの楽曲って。。。
と、ものすごい納得いった1曲でした。


あぁ、でも、心の空や、miyabi nightから
きらびやかに始まるのかなぁとも思ってたので、
ある意味、期待を裏切られた感!


メンバー5人が、正座して、
客席に向かって挨拶をするシーン、
左右の紅白幕がザザザッと開いて行き、
太鼓隊、尺八、三味線の大演奏隊が姿を見せた瞬間、
彼らのステージを、
こんなに多くの日本の芸を
生業になさってる方々が支えてくれている事実に、
少し目頭が熱くなりました。


実はコンサートの中で、2回、
ほんとに泣いてました笑
あまりにも個人的なことなのですが、
自分の記憶にもなるので、
記しておきます。


今回のアルバムの中で最もアイドルらしい楽曲、
通常盤の収録曲のMake a wishは、
Eyesや、ステゴーなどを彷彿とさせる、
前向きでハッピーな歌詞に、
暴れん坊のリズム隊(褒めてますw)と、
豪華なストリングスがキラキラ感を増長させる、
最高級のアイドルソングに仕上がっており、
実は、ジャポニズムのテーマには程遠いなぁ、と
セットリスト落ちを覚悟していたのですが、
なんと、コンサートの中盤、みんなのそばに行くよ!
っていう、彼らが意志を持って、
フロートに乗って外周を回ってくる際の楽曲として
(いわゆるお手ふり曲)、
この曲が採用されたことの喜びと、
あまりに的確すぎる選曲…
私たちに幸せを運ぶ彼らの笑顔と、
この楽曲がもたらす幸福感の
相乗効果で、もう、頭がパンクしそうで、
気がついたら、指で目頭を押さえていました笑。
これが一つ目。


二つ目は、高校2.3年生の頃、
嵐ファンのジャニヲ仲間の彼女との思い出の曲、
サンライズ日本が流れた瞬間、
彼女と過ごして流れてきた時間と、
なんと今年、彼女が一年間交際した彼と
ご結婚をなさったことなど、
喜ばしいことがあったり、
また、この楽曲の歌詞には、
わたしと、その彼女の名前の漢字が一文字、
おさめられている奇跡が、
わたしを涙させました笑。


そんな風に、嵐さんのコンサートは、
異世界、エンターテイメントの最前!
と、格式だかさや、チケットの取れなさで、
すっかり今や敷居の高い存在となってしまっているかもですが、
わたしにとっては、個人の感情や、思い、気持ちを、
彼らの表現に寄り添わせ、キラキラさせるような。
日常があるから、この日が輝くといった、
相乗効果が起こせる特別な場所。


そして今回際立ってたなぁとかんじたのが、
ソロが5種5様で大変見応えがありました。


中でも、Endless SHOCKや、
JWなどで演目のひとつとなっている、
マスク(ジャパネスク)の正当なる継承者笑(←言い方w)、
大野さんのそれを、わたしは一度も目にしたことがなく、
どうしてあの頃、一度、KyoToKyoに足を運ばなかったかな…と
ごくたまに今でも思い当たるのですが、
それを2015年、こうやって目にすることができて、
大変胸熱でした…>_<…


大野さんのそれは、もう本当に艶やかで。
指先の一本一本まで、しゃんと、
表現の形になっていて、
あと毎回ジャパネスクって、
くどいよ!ながいわwwwって思ってたんですけど、
コンサートの中の一角ということもあってか、
はたまた、大野さんの、こざっぱりした性格が幸いしてか、
うまくコンパクトにまとめられてて、
おまけにそれにつづく、今回の大野さんのソロの、
素晴らしい歌唱力と言ったら…
うっとりとしながら聞き入りました。


次に印象的なのは、じゆんくんのソロ。
ドームの舞台を左右で使う演出が、とても好きです。
キンキちゃんや、NEWSのコンサートでも、
印象に残ってるシーンとして、
横広のステージをダイナミックに使った演出が、
心に強く残っています。
(キンキは2名であることの色の違いを
左右のステージで分けて表現したり、
NEWSのコンサートでは、
シゲアキくんのソロで、
今回のじゆんくんソロの様に、
ステージの上に小物などを置いて、
コンサートの空間というよりは、
まるで舞台のステージの様な
物語性を演出していたのが、記憶に新しいです。)
ソファーで寝入ってしまった主人公が、
謎の追っ手に追いかけられる演出。
アクロバティックにステージを駆け巡り、
壁を登ったり、ステージ台上から
前転して隣の台に乗り移ったり!!!
そういえば、これって、古く、ジャニーズイズムにある、
トニーのやつがしくじったりして、組織に追われるみたいな、
男のロマンをも盛り込んできていて、
今回ジャポニズムという主題の中の、
原点回帰という点で大きくその表現を
じゆんくんのパフォーマンスはなぞっていたんだなぁと、
あとあとしみじみ感じることができました。


そういった点で櫻井さんのソロも、
JWなどで見受けられる、
ドラミングの演出を取り入れた演出となっており、
その見事なスティックさばき、
二宮さんはタップダンス、相葉さんはフライングなど、
ジャニーズイズムを、自分の表現として飲み込んで、
個性を生かしたソロステージを展開していたのが、
感慨深かったです。


ジャニーズイズムといえば、
(じゆんくんは、ジャニーズエンターテイメント
って言ってたのですが、それだと会社名になっちゃって、
個人的に違和感があったので、あえてここでは言い換えてます笑)
日本良いとこ摩訶不思議で、バックのジャニーズジュニアが、
先輩の衣装を思い起こさせるそれらを身につけていたのが、
大変胸熱で、終演後、友人と大変盛り上がりました。


光GENJI、スマップ?お祭り忍者?
キンキか、たきつか?などなど笑


なんとなく、嵐って、そっちの方向から(どっち笑?)
最も遠い場所にいるグループだなって思ってたのと、
光GENJIさんや、SMAP先輩の様な、
社会現象を起こしたグループが
これまでにたどっていない、
新たな道をざっくざく切り開いてる感で、
今なお、体や心がビリビリしてます。


こうやって、嵐を追う様になって
早6年の月日が流れました。
毎日のように、テレビやニュースで彼らのことが流れ、
それに一喜一憂させられたり、
リリースやコンサートのたびに
屍累々と成り果てぬ死闘をしたりと、
心身ともに疲れるかと思いきや、
いつしかそれも当たり前になってきている自分が怖い笑


それでもなお、今のわたしに新鮮な
驚きと感動をくれる彼らには、
まだまだ飽きさせられることなく、
ついていくんだろうなぁという自分と、
今どちらかというと活動に重きを置きたい、
若手の応援との、両立が、
なかなかにして難しい限りで、
馬鹿みたいな想い悩みをしている最中です笑。