ハーフェズ-ペルシャの詩-

おもってたよりずっと難解だった。
宗教や文化が掘り下げてストーリーにかかわってくるもんだから、
気を抜いてた前半ですでにおいてかれた・笑。
さまざまな価値観の違いもあって、
まるでおとぎばなしの世界に迷い込んだかのよう。
先日、60年代に作られた
"ガリバー旅行記"のリマスター版がTVでやってて
なんのきなしに見ていたのだけど、
その雰囲気を思い出した、そう、あの感じ!


後半、ストーリーの軸となるのが、鏡の誓願の旅。
その土地とちで、結婚前の女性に鏡を拭いてもらい、
お礼に彼女達の願いを次々かなえてゆくハーフェズ。
決して結ばれることの無いハーフェズとナバート。
愛をあきらめるために鏡の誓願の旅にでたハーフェズが、
愛を探し遂げ、ナバートが美しい刺繍の施されたショールで
鏡を拭くラストシーンは、すごく良かったと思う。


映像化したら、もう一度みてもいいな、と思う。
あの風景、細やかな刺繍が施されたドレス。朗読される詩。
ふと、異世界に連れてってくれる映像は、
とってもご馳走。